テンプル大学Japanese Art before and after World War IIのゲスト登壇

本日(2024/7/4)はインディペンデント・キュレーター/映画作家/ア-ティストでもある渡辺真也先生の教えているテンプル大学の夏セメスターのJapanese Art before and after World War IIのゲスト講師として、拙作『Maelstromマエルストロム』の上映と講義をさせて頂きました。初めての経験なため、自分なりに色々考えて、上映前に「①私が何を伝えたかったと思うか?②記憶に残ったシ-ンは?」の2項目を考えながら観てもらい、上映後にグループ・ディスカッション、その後に発表してもらいました

 『Maelstromマエルストロム』はモノローグで、結構集中力が要求される作品なため、集中力のキ-プが苦手そうな学生もいましたが、意外にも積極的に発言してくれたり、エンパシー(共感)とシンパシー(同情)の違いにも話が及び、やはりディスカッションの時間を持つと、観た方に深く考えて頂けることを実感しました。大分英語は渡辺先生に助けて頂き、やはり使う機会がないと衰退が半端ないです。

私と近いタイミングで 、NYUの大学院で学ばれていた渡辺先生や私が見てきた外交的なアメリカ人はコロナ以降減り、今は繊細・内省的でアニメや漫画が大好きなアメリカ人学生が増えたそうです。ベトナム戦争のことも、昔過ぎて興味がなかったり、911の時は生まれてなかったり。私達が見てきた日本人大学生軍団とか、円安の今、バックパッカーとかももう死語だとか、色々なジェネレーションギャップを、現役の大学教授目線で教えてもらいました。かなり変わったと。意外でした。

授業前に学内を色々見せて頂きましたが、図書室もカフェテリアも教室もせせこましさがなく、私のいたPrattほどのカオスはなく。

都内にいながらアメリカの大学で学ぶというのも、なかなか良いなと思いました。