ウィーンの日本映画祭JAPANNUALへ part-3

 part-1を掲載し、part-2に続くと記載しておきながら、12月の展示と上映のための怒涛の準備に明け暮れ、今まで更新せず申し訳ありませんでした。part-2を先ほど更新し、part-3が今回のウィーンでの上映のための旅についての最終回となります。

 最終日は朝食後、欧州最大級のア-トセンターであるMQ(ミュージアムクォーター)に向かいました。そこでもクリムトやシ-レ、現在活躍する写真家達の写真展を観ることが出来ました。前日間に合わなかった美術史博物館に移動。車椅子のエントランスは裏で、スタッフの介助で入館し、23年前も感動した美しい階段や丸い穴の空いた様なデザインの建物に再会。嬉しい…何ひとつ変わっていない…☺️✨車椅子になってからずっと来れていなかった、来れないと思っていたので嬉しかったです。その後、世界一美しい図書館と言われる国立図書館プルンクザ-ルに向かいました。18世紀前半にバロック建築の巨匠フォン・エアラッハ親子の建築だそうです。凄い…ここまで見て歩き、時間と体力の限界に…。

車椅子になってからも、色んな国や街に行ってみましたが、ウィ-ンはガタガタしてタイヤに良くないと思う古い歩道も一部ありましたが、ほとんどの歩道はスムーズで段差も超えやすく、ゴミも落ちてません。車椅子だとタイヤが触れるので、道が清潔である街は本当に助かります。古い建物も車椅子で大概入れる様に配慮されていて、日本より楽に感じました。ウィ-ンは私が訪れた街の中で1番美しく、安全で、どこで何を買っても食べ物が美味しく、人々が温かいと思いました。街中が博物館の様で見るところが沢山あり、歩いて行ける、もしくは地下鉄で数駅で行けそうです。23年前も美しかったですが、あの頃よりもっと明るく、新旧混在の美しさに磨きがかかっていました。いたタイミングが良い天気で暖かかったのもラッキーだと思います。自分が昔に持っていた街のイメージが崩れなくて良かったです。私にとって、街の色、街の規模感や文化が世界一美しく感じて、今も昔も大好きな街だと確信が持てたことは、有意義でした。自分が1番美しい街だと思う場所にいつかまた戻って、もっと見て歩くのが夢です。もう少し円が強くなればいいのですが…😔💸。

ここ最近の私の海外出張には、飛行機がキャンセルされて延泊を余儀なくされたり、入院したりとトラブルが付き物だったのですが、今回は本当に何のトラブルもなく、素晴らしい滞在が出来ました。もう一度、ずっと行きたいと思っていて、でも自分の不自由さでなかなか実行で出来なかった再訪の夢を叶えて下さった#Japannual 主催者の近藤さんとゲオルグさん夫妻に、心から感謝しています。『Maelstrom』を上映して下さり、ありがとうございました。